5分・10分で作れるレシピ本は数多くあれど、本を10分で読むってのがテーマの本はなかなかないんじゃないか?

積読本を見てると「速読が出来たらなぁ」と思う。自分的には読むのは平均か少し早い方だと思うんだけど、30分とか1時間とかで300ページ超の本が読めたら、もっともっと本が読めるのに、と。そしたらこんな本を見つけました。

 

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5分・10分で作れるレシピ本は数多くあれど、本を10分で読むってのがテーマの本はなかなかないんじゃないか?

本の読み方がテーマの書籍はビジネス書が対象となっている事が多く、この本を含め私が求めている「小説を早く読みたい」という希望とは合ってないんだけど(大抵「物語を楽しむ書籍は速く読もうとするものではなく楽しむもの」的な事が書かれてる)、この本の一番参考になったのは

  • マーカーも三色ペンも付箋も使わない
  • 目次カードを作って空き時間に読みかえす
  • 1冊の本から得るのは1つだけ

という点。

図書館の本を読む事が多くて自分の本でも書き込むのが好きじゃないタイプなので道具を使わないのが性格に合っている。実用書は目次がしっかり作られている書籍の方が内容が充実していると感じるし、辞書で言葉を引く時と同じで、何か目的を持ってその本を手にしているんだからそこに集中して読む方が記憶に残りやすい。

ただこの本の読書方法、読むのは10分でも前準備に10分+α、読後の記憶定着のためのまとめに20分となっております。

やっぱ読む以上に記憶するために手間を惜しまないのが、全体として効率良いというか、読書の価値を高めるんだな・・・。

冒頭のカラーページだけでも読んで損はない本です。